カカオの品種と特徴

2024/05/13

甘い香りが魅力のチョコレートですが、原料となるカカオはさまざまな地域で栽培されています。
その原料となるカカオには、いくつかの品種があるのをご存じでしょうか。
この記事では、代表的なカカオの品種とその特徴についてご紹介します。
▼カカオの品種と特徴
■フォラステロ種
苦味や渋みが強いのが特徴で、西アフリカ・南米・東南アジアなど、広い地域で栽培されています。
病害虫に対する耐性が強く栽培しやすいため生産性が高く、カカオ栽培ではこの品種が主流です。
フォラステロ種は苦味・渋みが強いため、カカオのコクをしっかり感じられます。
■クリオロ種
苦味が少なく豊かな香りが特徴で、中南米の限られた地域で栽培されています。
病害虫に対して極めて弱く栽培が難しいため、希少性の高い品種です。
クリオロ種は苦味が少なく独特の香りを持っているため、風味をプラスする役割も果たしています。
■トリニタリオ種
フォラステロとクリオロを交配した品種で、主に中南米や東南アジアで栽培されています。
育てやすいフォラステロ種と、芳醇な香りのクリオロ種の両方の長所を併せ持ち、良質で栽培しやすいのが特徴です。
トリニタリオ種にはさまざまな味や香りがあり、風味付けや隠し味として使われることもあります。
▼まとめ
代表的なカカオの品種には、苦味や渋みが強いフォラステロ種や豊かな香りで苦味の少ないクリオロ種があります。
このほかにも、フォラステロとクリオロを交配したトリニタリオ種があり、それぞれ異なる特徴をもっています。
品種の特徴を知ることで、チョコレートの繊細な味の違いを堪能できるでしょう。
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